男の聖域 1.

2008/03/12 男の聖域 by Onda Masayo

男の顔筋マッサージ「男筋(だんきん)」が流行る?!


◆男の聖域(サンクチュアリ)へようこそ

まず、お聞きしよう。あなたは”モテ”たいか? 唐突だが、素直に自分自身に問いかけてほしい。 女性誌の表紙を飾る言葉に”モテ”というキーワードを見ない日はない。 しかし最近は、男性誌にも同じ傾向が見られる。 「ちょい不良(わる)オヤジ」などのブームを生み出し”モテ”を声高にセンスよく啓蒙している男性誌の登場で、いわゆる既婚・中高年男性=女性から見てターゲット外の男性、という図式が崩れつつある。 男性の生き方の多様性が広がったことが大きいが、要は消費マインドの変化により新たな化粧品市場マーケットが生まれつつあるということだ。 化粧品を生業としている私たちがそこを見逃してはならないのである。 世相的にも「人は見た目が9割」(竹内一郎著、新潮社)のベストセラーや「メタボリックシンドローム」話題になるなど、男性の意識が「清潔」「健康」の先にある「美容」「アンチエイジング」にまで高まってきている。

2-1「美容」が女だけのものだと思っているなら勿体ない! 美容とは、自分を客観視し見つめなおすこと。 “モテ”を実現化する小道具でもある。 人間の三大欲求である食欲、睡眠欲、性欲のなかで、種の保存に関わる性欲にリンクする欲求”モテ”とうまく付き合う方法を「美容」を通して一緒に考えていきたい。 男(オス)としてどう生きるかを寿命が延びてきている現在、男性は問われている。これから、奥の深いメンズコスメの世界を男性心理や女性の視点、さらには商品企画のアイデアなどを交えながらご案内していきます。 ようこそ、聖域(サンクチュアリ)へ。

 

◆顔筋マッサージって何?

メイクアップアーティストの田中宥久子氏が提唱する「顔筋マッサージ」は顔にも”凝り”があることに着目し開発されたもので、老廃物をリンパへ流して顔の凝りをほぐすマッサージである。「イタ気持ちいい」くらいの力で行うのが特徴で、即効性が高いことと毎日3分でいいという手軽さから女性達の間でブームとなった。それまでの「肌は優しくケアするもの」という美容の常識を覆す画期的なマッサージ法で、肌のくすみやむくみをとり、たるみをリフトアップさせて小顔になるというまさに顔を造っていくマッサージなのだ。

 

◆重力の前には男も女も同じ運命

田中氏の顧客には、有名俳優や政治家など男性も多いという。撮影に挑むときや選挙のときに、たるみを解消してきりっとした小顔になりたいのだろう。これは、なにも有名芸能人に限った話ではない。最近自分の顔をじっくりと鏡で見たことがあるだろうか?あごのラインがぼやけて、目の下の目袋がだんだん目立ち、そういえば全体の皮膚のハリがないような・・・。それらは、まさに老化の危険信号。重力の前には男も女も平等なのである。

 

◆気にするならメタボより「顔タル!』

女が男を男として見るときに大きく作用するのが、顎のラインである。顎は、もちろん食べ物を咀嚼するために発達してきたところであるが、そこが緩んでくるとどうも男としての現役感が感じられなくなってくるのだ。
骨付きの肉にかぶりつく姿やりんごに噛り付く雄雄しさにグッとくる女性がいるというのは、そういう逞しさにひかれる女性の心理かもしれない。
また、顎のたるみとともに気になるのが、目の下の目袋のたるみ。
ここがたるんでくると、男の精悍さというものが失われてくる。まさに好々爺といった風情が一層色濃くなってしまう。
さぁ、あなたは現役男と好々爺どちらの自分でありたいか?


◆「目に見えてわかりやすい効果』がメンズコスメには必須

本来、男の人は表立って言えないだけで、とても美意識が高いと私は思っている。
ただ、諦めていたり、恥ずかしがっていたり、面倒だったりと美容に関して第一歩を踏み出すハードルが女性に比べてものすごく高いだけではないか。
目標設定すると強い、という男性の才能を活かして美容を楽しむというのも一つの方法。
顔のたるみは、いわば目に見えるメタボ。
顔のたるみもトレーニング次第で引き締まる。
マッサージをおこなった後の、目に見える効果に驚くことだろう。なんだか若いころの自分に戻った感じがするとか、誰かに会いたくなる、という気分が”あがる”という感覚を体験できるのではないか。
それが美容のマインド効果。
女性が、なぜ大金を支払ってエステに行くのか、同じような化粧品を新色が出たといっては買うのか。
その秘密が少しはお分かり頂けると思う。
要はテンションがあがり、心にハリができるからである。
人は見た目で判断する、ということを逆手にとってどんどん男性陣も心にハリを持って若返ろう。
自分が変わっていく楽しみはまさに至福の瞬間(とき)。
女だけに独占させておくのはもったいない!

 

もしも私が男性用マッサージクリームを企画するなら

商品名:「男筋」マッサージクリーム

ターゲット:40代以上の顔のたるみが気になる方

価格:3800円〜

容量:180〜200g

◆製品設計

マッサージ後洗い流して終わりのタイプ
専用化粧水でふき取りという、ワンステップは男性には面倒。洗い流した後にヌルヌル感が残らず一度ですっきりと整肌できるものがいい。

◆特徴成分

○ 顔のたるみをとる為のスリミング系成分
○ 髭を柔らかくする軟毛成分(髭剃り負け防ぐ)
○ 髭剃り後の乾燥を防ぐ保湿成分
○ 年齢をフォローするエイジング成分
○ 毛穴ケア成分(毛穴の黒ずみを気にしている男性も多い) 等

◆香り

甘くないアロマ系の癒しの香り

。男性化粧品でなじみのあるメントール系とは違う”リラックス感”"お手入れ感”を体験してほしい。

◆パッケージ

チューブかポンプタイプが望ましい。女性用のマッサージクリームの容器はジャータイプが多いが、男性は面倒なのが苦手。

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スパチュラ(ヘラ)をなくす可能性があるので、ジャータイプではないほうが良い。

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***プロフィール***
恩田 雅世(おんだ まさよ) コスメティックプランナー
数社の化粧品メーカーで化粧品の企画・開発に携わり独立。
現在フリーランスとしてベルサイユのばらコスメの開発プロジェクト他、さまざまな化粧品の企画・プロデュースに携わっている。ラグジュアリー系男性誌等から、メンズコスメについての執筆依頼も多数あり。


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