男の聖域 3.
2008/06/12 男の聖域 by Onda Masayo
ユニセックスコスメで深まる愛?!
◆「エコゴコロ」と「コイゴコロ」の微妙な関係
男性の仕草の中で好きな仕草がある。
それは、新聞を読んでいる姿である。
私以外にもそういう女性は結構いるのではないかと思う。
もちろん、夕飯時に妻のお小言から逃れる為に読むという戦法は論外だが、自分の生活の一部として世界の動きや流れを意識しながら生きている感じが、なんだかしなやかにサバイバルしているようで好きなのかもしれない。
世界の動きや日本の情勢に一切関心を示さず、「そんなの関係ねぇ」とばかりに自分のことだけで精一杯な男性にはなんとなくの「小ささ」を感じてしまうのである。
だからであろうか、世界的に環境問題に意識が向いている中、少しでも自分たちが出来る範囲で貢献しようと考えている男性には惹かれてしまう。
ロハスを推進するピーター・D・ピーダーセン氏は「最高のエゴイストは、最高のエコイスト」という言葉を提唱している。
自分にとって本当に大切なものや愛おしいものを追求して考えていけば、それは自然や環境に行き着くという意味を含んだ言葉であるが、化粧品という、エゴを具現化していく側面をもったアイテムは、ピーダーセン氏の考えに沿って考えてみると、今後エコの方に向かっていく可能性を十分に秘めているといえる。
今回は、化粧品業界におけるエコの動きと女性心理について考えていきたいと思う。
◆化粧品業界もエコが熱い!
化粧品業界でも、世界的なエコの動きを受け「オーガニック」や「エコ」をキーワードにビジネスを展開している企業が増えている。
「アヴェダ」や「ニールズヤード」といった、老舗のオーガニックメーカーから新製品が続々と発売されているが、それ以上に目立つのが新規参入のオーガニックブランドだ。
イタリア発の「アグロナチュラ」は世界でも厳格なオーガニック認定といわれるデメター基準に基づいて育てられた植物を使用。農薬を使わず全て手作業という徹底ぶり。
ニュージーランド発の「トリロジー」はマヌカハニーなど地元の原料を使い、植物オイルは溶媒を使わない独自の低温抽出方法を採用するなどで話題だ。
サンフランシスコに本店をおく「インフォレ」は希少価値の高い珍種の薬草や果実を世界中から集めてハンドメイドされている、海外のセレブ注目のブランド。
一昔前までは、ナチュラルコスメというとパッケージがダサく、テクスチャーが悪いというイメージであったが最近発売されているものは、お洒落な上に効果も高くテクスチャーも良い、というまさにいいことづくし。
ただし、全般的に価格も高めというおまけがついてくるので、日常使いにするのは少々勇気が必要かもしれない。
◆彼の部屋にあったら「グッとくるコスメ」
先日、友人達とガールズトークで盛り上がったのが
「もし、彼の部屋に遊びに行ったらまずどこを見るか?」という話題である。
一番はダントツで本棚であった。
本棚には性格が現れるというが、それは確かに真実な気がする。
「いつも私に言うウンチクのネタ本はこれか!」とか「あのおいしかったお店は、誰かと開拓したわけでなくグルメ本がネタ元なのね。」と安心したり。
とにかく本棚は、普段彼に直接聞けないようなことを知る格好のスペースなのだ。

ちなみに「これなんて持っていたら最高だよね!」と名前が挙がっていたメンズコスメは「アヴェダ・メン」だった。
◆夏場は女性にメンズコスモ貸し出し?
男性用のコスメは刺激が強すぎる、香りがおやじ臭いと敬遠している女性も多いはず。
しかし最近のメンズコスメは機能も使用感も良く、香りまでもアロマな仕上がりで女性が使ってもなんら遜色ない物が増えている。
もともと男性と女性の肌の一番の違いは皮脂の分泌量。
だいたい女性の約2倍あるといわれている。
しかし、男性の肌は皮脂分泌量が多いにも関わらず水分蒸散量(外に逃げていく水分量)が多いため、極度の混合肌といえる。
女性でも気温の上がる夏場は、皮脂の分泌量がどうしても増えてしまう季節。
「顔がテカって困る!」と嘆いている彼女がいたら、メンズコスメの最大の特徴である清涼感を体験させてあげよう!ベタつきを抑え、すっきりと皮脂を取る処方やクール感のある使い心地は新たな快感かも。
二人で不快な夏を乗り切るのもいいかもしれない!
◆コスメのシェアは愛のあかし?!
香水も最近ではメンズの香水をつける女性は増えてきた。
ファッションは甘めなのに、香りはどこか男性的というように、上手にトータルで自分の演出をしている素敵な女性が私の周りにもいる。
こなれた絶妙のブレンド感に「いい女だな」と感心することしきりである。
女度の高い甘めの香りは、暑い夏にはトゥーマッチ。
夏場だからこそ、あえてフレッシュで爽やかな香りで颯爽とデートに現れてほしいもの。
そんな希望を直接言えない男性は、彼女にプレゼントしつつ、自分も使うというのもいいかもしれない。
2人でシェアする2人のだけの香りは、なんだか秘密めいていて女性にとってはうれしいプレゼントだ。
いつも一緒にいたい、というメッセージも伝えられるかもしれない。
もし彼女が友人に「それ、どこの香り?」と聞かれたら「彼の香り♡」と答えてもらおう!
もしも私がメンズ用ヘア&ボディソープを企画するなら
商品名:「薫る男」ヘア&ボディソープ
ターゲット:30代〜40代
価格:2500円〜3500円
容量:170〜200ml
◆製品仕様
髪も身体もこれ一本ですっきり爽快。身体もあらえる肌にやさしい処方。 洗った後の残香が長く続くタイプ。
◆特徴成分
モテにテカりは禁物!
髪だけでなく身体も洗える!
○ 安全性の高い洗浄成分。 頭皮・髪のダメージからきっちり守る!
○ 頭皮ケア成分 さりげない気遣いが大人の男の真骨頂!
○ 体臭をケアする成分
◆香り
「清涼感がありながらも女性も借りたくなるような香り。ローズの香りが隠し味で入っている等、残香が甘めのものがいい。
◆パッケージ
チューブタイプかシャンプーボトル

***プロフィール***
恩田 雅世(おんだ まさよ) コスメティックプランナー
数社の化粧品メーカーで化粧品の企画・開発に携わり独立。
現在フリーランスとしてベルサイユのばらコスメの開発プロジェクト他、さまざまな化粧品の企画・プロデュースに携わっている。ラグジュアリー系男性誌等から、メンズコスメについての執筆依頼も多数あり。



