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化粧品OEMお役立ち情報 | ⑧製造工場における“環境に配慮”した取り組み

お役立ち情報

現在、SDGsを意識した経営がどの企業にも求められていますが、化粧品OEM企業も例外ではありません。今回は、私たちが重視している“人や地球にやさしい化粧品づくり”の中から「製造部門」での取り組みを中心にご紹介します。現在のようにSDGsが叫ばれる以前より温室効果ガス削減や、フロンガス排出抑制のほか、水の循環利用などを実施しています。

 

 

製造部門での環境に配慮した取り組み

温室効果ガス削減「環境GS(ぐんまスタンダード)の認定取得」

主力拠点である群馬工場での取り組みです。2011年の震災直後から省エネ対策を実施し、その翌年2012年から現在に至るまで毎年、温室効果ガス排出削減の実現に向けた群馬県独自の環境マネジメントシステム「環境GS(ぐんまスタンダード)」の認定を受けています。具体的には、社内ライトのLED化、ペーパーレス化、遮熱シート設置、空調のこまめな清掃や刷新など、生産時における電力消費量の抑制のための施策を工場の至るところで実施しています。

参考:「環境GS(ぐんまスタンダード)」って? (群馬県HPより)

 

 

フロンガス排出抑制

気候変動への対策が世界全体の課題となっている昨今、冷媒に使われるフロンも地球温暖化を引き起こす「温室効果ガス」の一つと言われています。群馬工場では、フロン類の使用や管理に関する法律が施行されたことを受け、フロン排出抑制法に基づく第一種フロン類充填回収業者と連携し、工場での「フロンガス排出抑制」を行っています。エアコンをはじめとする冷媒装置や製造室の陽圧用機器などを対象に、定期的な見直しと設備や機器の改修を実施しています。

参考:e-GOV法令検索「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律施行規則(平成二十六年経済産業省・環境省令第七号)」

参考:第一種フロン類充填回収業者の登録簿(群馬県HPより)

 

地球温暖化防止「環境配慮型ボイラー」

化粧品の中身であるバルクを製造する際、加温・冷却・保温という一連のプロセスが発生します。群馬工場では、ボイラーで蒸気を発生させ、その蒸気によってバルクを温めています。

ボイラーは技術革新による小型化・省エネ化が進んでおり、群馬工場でも先端の「環境配慮型ボイラー」を導入しています。環境配慮型ボイラーのメリットとして適正な酸素量の維持が挙げられます。季節による外気温の変化に伴って給気温度が変化した場合、搭載されたインバータによって回転数が制御される機能です。安定した燃焼状態が確保されることで高効率のエネルギー化とクリーンな排ガスを保ち、地球温暖化防止に貢献しています。

 

水の循環利用「水冷式チラー」

水などの液体を循環させることで、対象であるバルクの温度を冷却する装置が「水冷式チラー」です。群馬工場が導入するチラーは、外気温度の変化に合わせて設定水温が自動変更し、外気負荷の増減に合わせた省エネルギーな運転を実現することで従来品と比べ大幅なCO₂排出量の抑制に貢献しています。

 

まとめ

ホシケミカルズでは、商品企画や処方開発、容器・パッケージといったプロダクトそのものに関わるサステナブルな提案も行っていますが、実は化粧品製造の根幹となる自社工場での取り組みも重要視しています。従来は黒子的な存在であった化粧品OEM企業に対しても、どのような環境で、どのような工程で、どのような配慮がなされた化粧品づくりを行っているか?が年々問われるようになってきています。

特に化粧品の場合、商品の持つ背景やストーリー性も訴求ポイントのひとつとして活用される傾向があります。肌に直接触れる化粧品だからこそ、消費者の皆さまに安心して使っていただけるよう、商品紹介ツールの中で製造工場の特長に言及しているメーカー様もいらっしゃいます。化粧品ビジネスならではの背景もあり、ホシケミカルズでは製造工場の環境をできる限り詳らかにしています。化粧品OEM企業を探す場合、こうした情報も判断材料のひとつにしてみてはいかがでしょうか?

 

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