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2025年ビューティ業界トレンド予測

トレンド情報
本記事では、2025年のビューティー業界について、社会の変化や価値観の多様化、異常気象といった環境要因など様々な背景を考慮しつつ、注目すべき5つのトレンドを予測します。

 

1.ビューティ業界2025年トレンド予測

トレンド予測① 「睡眠美容」が2025年も続く!?

経済協力開発機構(OECD)の2021年の調査(※2)によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、世界33か国に中で最も短く、さら厚生労働省の調査(※3)では、ほぼ全ての世代で「睡眠による休養が十分に取れていない人」の割合が増える傾向にあるとの結果が出されています。
さらに厚生労働省は、2032年度までの「健康日本21」計画(※4)において、“睡眠で休養が取れている人”の割合を上げる目標を掲げており、国をあげて、睡眠意識を高めようとする動きも出てきています。

日本人の慢性的な睡眠不足に注目が集まる中、2024年は、「睡眠美容」を切り口として肌の再生修復活動が最も盛んになる“睡眠中を狙った”商品が相次いて発売されました。
化粧品では、薬機法上「睡眠促進」や「肌再生」は謳えないものの、熟睡した後のような肌を想起させるような化粧水、クリーム、オイルのほか、スペシャルケアとしてシートマスク、洗い流さないタイプのスリーピングマスクなどアイテムは多岐にわたります。
特にスリーピングマスクは、夜のスキンケアの最後に使用することで睡眠中に潤いを与え、翌朝までケアできる点から睡眠美容コンセプトと親和性の高いアイテムです。
アプローチとしては「夜の間に日中に受けたダメージをケアする」「寝ている間にしっかり保湿」といった訴求の商品が多く見られました。

スキンケア以外でも、睡眠の質を改善するサプリメントやドリンク、良質な睡眠を促す入浴剤など様々なアイテムが発売されており、消費者の「睡眠」に対する注目度は2025年も続くことが予想されます。

※2 OECD Gender data portal.
※3 厚生労働省「令和5年「国民健康・栄養調査」の結果」
※4 厚生労働省「健康日本21(第二次)」

 

睡眠中にじっくり浸透する「スリーピングパック」と、
ハウスダストなど「ナイトポリューションの肌への付着を防ぐ」W機能美容液

「夜用アンチポリューションWマスク美容液」

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トレンド予測② “アスレジャーコスメ”や“スペース(宇宙)コスメ”など「過酷環境コスメ」がくる!?

2016年頃から、スポーツウェアを日常着にとりいれた“アスレジャーファッション”が注目を集めました。その流れが美容業界にも波及し、2019年頃から“アスレジャーコスメ”ブランドが日本でも誕生しています。
近年の地球温暖化による世界的な異常気象は、私たちの肌にとっても過酷な状況であることは間違いありません。
“アスレジャーコスメ”は、一般的な化粧品に比べ、スポーツ中や前後の過酷な肌状況を想定しており、シンプルなステップでありながら多機能な商品が多く、気温・湿度などの環境の変化に適応し、皮脂・汗に強い設計となっているのが特長です。
また、性別や年齢に関係なく使用できるテクスチャや香り、デザインを採用しているものもあり、多様性が求められる現代とマッチしているともいえそうです。

2024年も長期にわたって酷暑が続き、肌だけでなく心身の負担を実感した消費者も多いのではないでしょうか。
日常が過酷になってきているがゆえ、2025年は、 “アスレジャーコスメ”をデイリーコスメとして使う消費者が増える可能性もありそうです。

その他、過酷な使用シーンを想定した新しい切り口では、心と体に極限の負荷が負担がかかる上に資源も限られた「宇宙」があげられます。
「宇宙」は過酷な環境下としてイメージしやすいだけでなく、現代の私たちのおかれた心身ともに負荷のかかる状況(過酷な環境、不安定な社会)をオーバーラップさせた見せ方が可能であり、某大手企業のように実際に宇宙での使用を実現することは難しいかもしれませんが、このような手法は2025年も増えてくるかもしれません。

 

商品企画Y
商品企画Y

これまで皮脂に悩みが無かった人、毛穴悩みが無かった人であっても、肌質に変化が出てきた人もいるのではないでしょうか。加齢による肌変化はもちろん、今後、日本の四季が二季になるほどもっと暑くなるという前提で、季節変動を想定した開発が求められそうです。例えば、皮脂が出過ぎることから、女性がメンズコスメを使うといったパターンも出てくるかもしれません。

 

POINT💡
2025年以降は、乾燥地や暑い国など過酷な自然で育った植物由来原料への注目や、酷暑の影響でジェルなどみずみずしいテクスチャへのニーズが増え、“しっとり”に求める質感も変わってくるといった傾向が顕在化したりと、これまで使っていたコスメがしっくりこないと感じる方がますます増えるかもしれません。

 

ジムで汗を流した後やスポーツ後のマッサージ、暑さでほてった体のクーリングにも
「リフレッシュアロマジェル(ボディ用)

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販促M
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近年の過酷な気象変化への対応をイメージさせる宇宙コスメを通して、地球環境の変化に想いをはせクリーンビューティコスメ市場も盛り上がってほしいと感じます。

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トレンド予測③ 2025年も高コスパ美容医療コスメは人気衰えず!?

2024年、美容医療の施術名がついたコスメの発売が相次ぎ話題になりました。
人気の美容医療発想のスキンケアブランドでは、「ダーマ」や「ハイフ」とったワードを商品名に入れたり、肌荒れや皮脂分泌を防ぐ成分として知られる美容成分のアゼライン酸やレチノールなどを配合した比較的低価格で高付加価値訴求の戦略を展開しています。

2025年以降も、美容医療を想起させるようなイメージ戦略などをとった商品が出てくる可能性が高く、「攻めのスキンケア」ニーズはまだまだ続くことが予測されます。
その背景には、無加工での素の美しさ、素肌をきれいに磨きたいニーズなどがあり、多少価格が高かったとしても、総合的なコスパを考えて効果感が高そうで手に取りやすいブランドへの注目が続くのではないでしょうか。

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トレンド予測④ 消費者はセルフのヘアケア商品で「美髪課金」

近年、在宅勤務やテレワークの浸透のほか、感染リスクの回避から、美容院は厳しい環境にありました。
コロナの収束に伴い、客足は回復傾向にあるものの美容院代は削られやすく、売り上げは低下しているといわれています。
その反面、2024年は「美髪課金」というトレンドワードが生まれるほど、「セルフのヘアケア商品」は消費者からの注目度が高いことがうかがえました。

髪色・髪型の自由化が多くの企業で導入されたことが後押ししてか、ブリーチやハイトーンのニーズが増加し、グレイヘアをいかした髪型も受け入れられるようになってきたことから、美容院へ行かずにセルフでカラーリングをしたり、カラーシャンプーを取り入れる方が増えたという背景がありそうです。

そしてその分、傷みやすくなった髪のケアを自宅でやる方が多くなったことに加えて、いつものお手入れに「頭皮ケアアイテム」や「プレシャンプー」を取り入れるなど、“美髪を自分で育てる”という流れになってきたと考えられます。
また、OEM企業の技術力の進化も奏功し、効果実感の高いセルフのヘアケア商品が充実してきたことが一役買っている面もありそうです。
少しお金をかけてセルフでケアする流れは2025年も引き続き拡大していくと予想されます。

 

泡立たない“クリームシャンプー”や、
ツヤ髪を生み出す贅沢な“アミノ酸リッチシャンプー”などの高付加価値アイテム
「ヘアケア OEM・ODM」

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トレンド予測⑤ 不安定な時代は森林系の香りが流行る!?落ち着きたい願望は2025年も

2024年は、スキンケア・ボディケア・ヘアケアなど多岐にわたるアイテムで「ヒノキの香り」や「森林浴」といった“樹木系(ウッディ系・森林系)”の香りが多く見られました。消費者の香りに関する意識は、コロナ禍を境に大きく変化したといわれています。
これまでのように他者を意識したフレグランスではなく、“自分自身が心地良く過ごせる”かどうかで香りを選ぶ傾向があるようです。

もう1つのトレンドは、年齢やジェンダーを問わず使える香りです。
まさに、“樹木系(ウッディ系・森林系)”の香りは男女を問わない香りといえそうです。
不安な社会情勢を反映し、樹木だけでなく、土や苔まで含んだ木の香りや苔むした深い森など、“大自然を感じさせる”安心感や安らぎを表現した香りが2025年も支持されそうです。

 

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ウッディ系(樹木系、森林系)バルサミック系(樹脂系)の香り
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