【新着】トレンド情報 | 人気の新興ブランドでみる市場で“売れる化粧品”考察

美白商品を取り巻く環境

トレンド情報

いざ「化粧品を創りたい!」と思っても、数多あるOEMメーカーからどこの会社を選んだらいいのか、どんなアイテムを創ったらいいのか、頭を抱える企画担当者が多いのではないでしょうか。

そこでコスメティックプランナー恩田雅世が、外部ならではの視点でホシケミカルズ担当者に切り込み、商品企画のヒントとなるようなトレンド情報や美容の潮流、さらにOEM/ODMの深部にぐぐっと迫る対談企画。他では聞けない裏話もこっそり聞いちゃいます!

登場人物プロフィール

恩田雅世 ホシケミカルズ広報S ホシケミカルズ商品企画Y
コスメティックプランナー。数社の化粧品メーカーで化粧品の企画・開発に携わり独立。現在、フリーランスとして「ベルサイユのばらコスメ」開発プロジェクトの他、様々な化粧品の企画プロデュースに携わっている。コスメと女性心理に関する記事も執筆している。
https://onda-media.com/
ヘルスケアアイテムのBtoC広報を経て、ホシケミカルズでもPRを担当。
販売時の切り口や訴求点とともに、理性(技術や理論)と感性(わくわく感)を織り交ぜた情報発信を心掛けている。
ホシケミカルズでは異色の化粧品メーカー研究部門出身という企画担当。
化学の豊富な知識や知見に基づき、成分特徴と技術を結集させた理論派コスメ企画を得意とする。

 

恩田
恩田

最近、今年アメリカで起こった黒人男性に対する事件によって、世界中で人種差別問題への関心が高まっていますね。

 

広報担当S
広報担当S

 

美容業界においても意識の変革を促されるような大きな流れとなっています。

 

恩田
恩田

 

欧米では、化粧品トップブランドも対応に追われていますね。

 

広報担当S
広報担当S

美白に関連する言葉の使用を取りやめる企業もでてきました。

 

恩田
恩田

具体的には、どのような表現でしょうか。

 

広報担当S
広報担当S

「ホワイト」「ホワイトニング」「フェア」「フェアネス」「ライト」「ライトニング」といった文言の記載を製品から廃止すると発表している企業もあります。

 

恩田
恩田

「白い肌が美しい」というメッセージに、白人至上主義的な思想があると判断されているのでしょうか。

 

広報担当S
広報担当S

様々な人種の人が共に暮らす国においては、“一義的な美を押し付けている”と捉えられてしまう可能性により注意を払わなければならないと思います。

 

恩田
恩田

海外では、美白表現の規制だけでなく、美白商品の販売をとりやめる企業もありますが、日本ではどのように受け止められているのでしょうか?

 

商品企画Y
商品企画Y

日本の大手化粧品各社の動きとしては、美白表現の規制や商品販売の中止というよりは、一人ひとりが望む“自分らしい美”を応援するというダイバーシティ(多様性)を尊重した姿勢した姿勢を示しているところが多いようです。

 

広報S
広報S

確かに、自分がなりたいと思う肌になれないというのはフェアではないですよね。

 

恩田
恩田

例えば、日本の平安時代には、顔に白粉を塗り白さを表現するといった貴族の文化も存在していました。そのようなそれぞれが持つ独自の文化、思想を尊重することが重要なのではないかと思います。

 

広報S
広報S

価値観をおしつけるのではなく、消費者それぞれが求める「個人個人が望む自分らしい美しさ」の追求に商品でしっかりと対応していくというのも企業の姿勢として求められる部分ですよね。

 

 

商品企画Y
商品企画Y

日本国内においては、“シミ・ソバカスを防ぐ”効果効能はニーズが高いため、完全に美白商品をなくすというのは今のところ現実的ではないように感じます。

 

恩田
恩田

美白に関しては、日本国内と海外では戦略を変えていく必要があるかもしれませんね。

 

商品企画Y
商品企画Y

そうですね。コロナ禍にある現在においては、健康に意識を置きつつ綺麗になりたいという欲求も高まっている様子も見受けられます。日本では引き続き“シミ・ソバカスを防ぐ”という美白の需要は続くものと考えられます。
弊社には、医薬部外品承認済みの美白アイテムを多数取り揃えており、ご興味ある方へご提案も可能です。

 

恩田
恩田

コロナ禍による健康意識の変化を映すように、今年の夏に発売された美白商品に関しては、“内側からも綺麗になる”という切り口でサプリメントと抱き合わせて美白を訴求するブランドも見受けられました。

 

商品企画担当Y
商品企画Y

肌をただ白くしたい“漂白的”な白さではなく、健康的にくすみを排除したクリアな美を手に入れたいと考えている消費者も増えている気がします。

 

恩田
恩田

確かに、健康的な美しさを求めると、白さというよりは、よどみのない“クリア感”に行きつくのかもしれません。

 

商品企画担当Y
商品企画Y

そして、今後はより一層、“インナーケアによる紫外線ケア”についても認知が広がってくると思います。

 

恩田
恩田

肌表面だけの美しさではなく、身体の内側から健康になりたいというニーズが高まりそうですね。

 

広報S
広報S

コロナ禍によって、体の免疫や健康についての情報が多くの人に浸透したこともあり、今後はビューティ&ヘルスの視点が商品開発においても欠かせなくなってくるかもしれません。

 

恩田
恩田

ヘルス&ビューティの視点が、これまで以上に今後の商品企画には求められそうですね。

 

商品企画Y
商品企画Y

スキンケアと合わせて、サプリメントなどの健康食品も気になるという方も、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

 

広報S
広報S

インナーケアビューティとスキンケアの両立はニーズとして今後高まっていくと思うので、両方相談して頂けるのは私たちの強みのひとつです。

 

恩田
恩田

世界の美白を取り巻く環境や、日本国内の動きについてお話を伺いましたが、個人的には全ての人が自分の思う“なりたい肌になれる自由”を手に入れられるような、多様性に寛容な時代が来てほしいと強く思いました。 本日は、世界の美白情勢やコロナ禍を踏まえた日本における美白業界の動向についてお聞かせ頂き、勉強になりました。ありがとうございました。

 

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