1.香りに注目が集まる背景
ここ数年、日本国内のフレグランス市場は高い成長率を維持しており、消費者の“香りへの関心度”が高まってきていると推察されます。最近では、スキンケアやヘアケアなどのコスメ分野はもちろん、飲料・食品・日用品など様々な分野で“香り”をコンセプトにした商品や体験型イベントも見られ、“香り”を切り口にした市場が活発化していることが分かります。
本記事では、最新の香りコンセプトを持つコスメや、2025年の香調トレンドについて調査し、商品開発においても重要な要素である“香り”について独自のマーケティングリサーチ&分析を実施しました。

飲料・お菓子など食品カテゴリーでも「香りを楽しむ」ことをメインコンセプトにした商品が増加し、市場でも話題になっています。
2.香りコンセプトのコスメ市場情報
市場では、ここ1年だけでも香水以外の化粧品や、トイレタリー分野でも“香りを楽しむ”商品が豊作でした。特に、シャンプーやボディーソープ、ハンドクリームといった日常的に使用するアイテムでその傾向が顕著に見られました。
ブランド各社の香りの打ち出し方は、デパコスをはじめとした、ラグジュアリーブランドならではの世界観を香りで見事に表現したものや、独自の切り口でオリジナリティのある香りを打ち出しているブランドなど、どのメーカーも香りをうまく商品の強みとして活用している印象を受けました。
また、自分の臭いをマスキング(覆い隠す)するための香りではなく、”匂いを活かす”という斬新でポジティブな切り口の商品や、これまでの香り商材ではあまり見られなかった独自のパウダー状の商品など、剤型からこだわったブランドも。香りの可能性を大いに感じさせる商品が目白押しでした。
開発上の動きとして興味深かったのが、大手メーカーが香りを得意とする会社とタッグを組み、ニッチな商品開発をする事例です。
また、香り関連企業との共同開発により、消費者が商品を選ぶ際に“自分に合った香り”を診断できるツールを提供するメーカーも見られました。
そのような診断ツールの需要が示しているように、香りに対するアプローチの多様化が進む一方で、選択肢が多く「選びきれない消費者」が増えている印象も受けました。
3.2025年・最新コスメの香調トレンド分析
直近1年以内に発売された新商品の香調を重点的にリサーチしたところ、「ペアー」「ピーチ」「ストロベリー」などを含む甘い香調が多い印象でした。韓国でも桃の香水がSNSでバズり話題となりましたが、美味しそうなフルーツの香りは一つのトレンドといえます。

また、以前からある「フローラル+α」の組み合わせも変わらず人気ですが、フローラルに少しアクセントとなる一癖ある香りをプラスするような、遊び心がある香調も最近のトレンドです。
「金木犀」や「桜」などの日本らしい花をイメージする香りも市場でよく見られます。中には季節限定商品としているメーカーもあり、香りをうまく販促に活用しています。

甘いお菓子のような香りは「グルマンノート」と呼ばれ、近年フレグランス業界でも注目されている香調です。

そのほかにも森林系の香りもひそかにブームとなっています。ホシケミカルズ独占輸入の「カナダ産精油」は、原料販売はもちろん本原料を配合した化粧品OEM開発、ODM品のご提案も可能です。(表示名称取得成分あり)
4.まとめ
香水や香りに関しては、若い世代を中心にニーズが拡大しているのを感じますが、世界と比べると日本市場はまだまだ市場規模は小さく、裏を返せば伸びしろがあるブルーオーシャンともいえます。
とくにコロナ禍以降、“他人軸よりも自分軸”で香りを楽しむ人が増えた印象を受けます。より自由な発想の香り商品やサービスの存在が、追い風となっているのかもしれません。
個人的に注目しているのが、環境負荷の低い“グリーンケミストリー(環境配慮型化学)”から生まれた新たな合成分子によって香りを作る技術です。近い将来、自然環境との共生を可能にした合成香料がもっと出てくる可能性があり、精油の香り=ナチュラルという考えから一歩進んだ“人間がつくった環境にやさしい香り”がトレンドの一つとして広がっていきそうです。
あるメディアでも2025年の下半期のネクストトレンドとして「フレグランス」があげられており、下半期に発売される香り関連の商品やサービスについても引き続き注目していきたいと思います。

ホシケミカルズには趣味が“ニオイを嗅ぐこと”という本気の「香りマニア(研究員)」も在籍しています。香料会社出身で、25年以上にわたり香り研究に携わってきたエキスパートです。香りにこだわりたい場合はぜひご相談ください。
(執筆者:恩田雅世)
ホシケミカルズの「化粧品OEM」について詳しく知りたい方はこちら

そこでキャッチした話題やホットなテーマについて、外部のコスメティックプランナー恩田雅世さんと定期的にトーク&ディスカッションする時間を設けています。“OEM企業ならではの視点”で深掘りしたり、ブームの背景を探り商品やトレンドを分析、さらには、少し先の未来を予測してみたり…!4名の座談会を元に記事化しています。
登場人物プロフィール
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恩田雅世 コスメティックプランナー。 数社の化粧品メーカーで化粧品の企画・開発に携わり独立。 現在、フリーランスとして「ベルサイユのばらコスメ」開発プロジェクトの他、様々な化粧品の企画プロデュースに携わっている。コスメと女性心理に関する記事も執筆している。 |
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ホシケミカルズ広報S ヘルスケアアイテムのBtoC広報を経て、 販売時の切り口や訴求点とともに、理性(技術や理論)と感性( |
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ホシケミカルズ商品企画Y ホシケミカルズでは異色の化粧品メーカー研究部門出身という企画 化学の豊富な知識や知見に基づき、 |
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ホシケミカルズ販促M 販促担当としてメルマガや動画の撮影& 前職での複数のソーシャルメディア運営実績を活かし、 |






