1.スキニフィケーションとは?
「スキニフィケーション」とは“skin(肌)”と“~nification(~化)”を合わせた海外発のトレンドワードです。直訳すると「スキンケア化」の意味で、『フェイスケア(スキンケア)のような高い意識で他の部位もケアしよう』という考え方です。
当初は、頭皮ケアに対して使われているのを多く目にしましたが、現在では、多岐にわたって使われるようになってきています。
日本では、コロナ禍以降の『美髪課金ブーム』などがきっかけとなり、注目を集めてきたワードです。
今回は、スキニフィケーションそのものを訴求している商品から、スキニフィケーション要素がある商品まで幅広くリサーチして、考察していきたいと思います。

紫外線ケアの「サンケア」と組み合わせた「サニフィケーション」という新しい言葉も少しずつ海外で使われ始めているので、これからは「○○ニフィケーション」というワードにも注目です。
2.コスメにおける主なスキニフィケーション要素
実は“スキニフィケーション”には、明確な定義があるわけではなく、具体的な解釈はメーカーによって異なります。
その中でも、主な要素としては以下が挙げられます。
- 今まではケアをおろそかにしていた部位に対しても、フェイスケアのようにパーツ別や悩み別など、高い意識でアプローチ
- 基本機能にプラスし、昔にはなかったような高いスキンケア性を付与
- スキンケアの“成分買い”のように、フェイスケアに使われるのが主だった高機能成分を活用
ヘアケアに限らず、その他のカテゴリーにおいても、これらの要素がスキニフィケーションコンセプトのヒントになるのではないでしょうか。
3.コスメ市場のスキニフィケーションアイテム事例
ヘアケア
- 頭皮用クレンジング/マスク
(角栓ケア、ディープクレンジング、ふけ・かゆみケア など) - 頭皮からアプローチする毛髪のエイジングケア
(育毛剤、頭皮エッセンス、ハリ・コシ・ボリュームアップシャンプー など) - 頭皮用マッサージクリーム
(ヘアトリートメントなどとの複数機能一体型スペシャルケア など) - 洗髪後も髪質&髪ダメージに合わせたケアを選べるヘアトリートメント/セラム
(ダメージ別、うねり悩み、感触悩み など) - 夜間美容ヘアケア
- 成分や濃度重視のヘアケア
(アミノ酸、ケラチン、ペプチド、γ-ドコサラクトン、炭酸 など)

デパコス、サロン系などの高価格帯ブランドからも洗い流す頭皮ケア商品が近年続々リリースされており、高付加価値ケア商品ニーズの高まりが伺えます。
UV・メイク
- 基本のUV・メイク機能にスキンケア効果をプラス
(保湿、ハリ・弾力付与 など) - 医薬部外品UV・メイクでスキンケア効果訴求
(シワ改善、美白、抗肌荒れ、保湿 など) - スキンケア技術のUV・メイクへの展開
(美容液のUV・メイク化、デパコス級エイジング技術の応用 など) - 成分や濃度重視のUV・メイク
(ビタミンC、ナイアシンアミド など)
その他
- フェイスケア級 ハンドケア
(美白、高機能成分配合 など) - 高付加価値ボディケア
(デリケートゾーンケア、医薬部外品 など)

近年は肌(スキン)に触れるアイテム以外でも、ターゲットや使用シーンを細かく分けた口腔ケアなどが台頭しており、“スキニフィケーション的な高い意識でケアする発想”は他の分野にも通じる注目トレンドです!
4.最短で商品化が可能なスキニフィケーション訴求向きODM品
いざスキニフィケーション商品を作ろうとなった時、どのようなアイテムを商品化するかは各社悩まれる部分かと思います。
そこでホシケミカルズでは、以下のようにすぐに商品化が可能なレベルまで作り込んだ「スキニフィケーション訴求向きアイテム」を多数ご用意しました。
まだ商品の具体的なイメージがついていない場合のアイディア出しにもご活用いただけます。
乾燥頭皮の洗浄におすすめ『スカルプフォーム』
アミノ酸訴求におすすめ『アミノ酸リッチシャンプー&トリートメント』
高付加価値UV・メイクにおすすめ①『美白BCクリーム(SPF・PA試験済み)』
高付加価値UV・メイクにおすすめ②『ヘパリンUVクリーム(SPF・PA試験済み)
高付加価値ボディケアにおすすめ『デリケートゾーンケアシリーズ』

上記以外のアイテムの開発も、もちろん可能ですので、お気軽にご相談ください。
5.まとめ
近年のトレンドとして見られる「スキニフィケーション」=「スキンケア化」という考え方ですが、昔からフェイスケア以外の頭皮や髪、身体に深い悩みを持っている方は、そのような意識で様々な化粧品を探したり、情報を集めたりしながらご自身の最適解を見つけてきたのだと思います。
“フェイスケア(スキンケア)のような高い意識で他の部位もケアしたい”という消費者ニーズを汲んだ「スキニフィケーションコスメ」が市場に増えることで、ケアしたいものが明確にある方が、より早く欲しい商品に出会える可能性が高まることは、とても良いことだと思います。
しかし、メーカー側にとっては、フェイスケア以外に対しても明確な目的をもって商品を選ぶ消費者が増加することで、“なんとなく買う”“なんか良さそう”といったふんわりとした意識の層を取り込めなくなるため、よりしっかりとした悩みを含めたターゲット設定が必要になってくると考えられます。
商品開発においては、スキンケアに配合されているような成分を配合する、高濃度にする、といった成分からのアプローチだけでなく、頭皮マッサージのように効果的な使い方も含めた商品周りの情報提供が肝要になってくるのではないかと感じました。
(執筆者:恩田雅世)
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そこでキャッチした話題やホットなテーマについて、外部のコスメティックプランナー恩田雅世さんと定期的にトーク&ディスカッションする時間を設けています。“OEM企業ならではの視点”で深掘りしたり、ブームの背景を探り商品やトレンドを分析、さらには、少し先の未来を予測してみたり…!4名の座談会を元に記事化しています。
登場人物プロフィール
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恩田雅世 コスメティックプランナー。 数社の化粧品メーカーで化粧品の企画・開発に携わり独立。 現在、フリーランスとして「ベルサイユのばらコスメ」開発プロジェクトの他、様々な化粧品の企画プロデュースに携わっている。コスメと女性心理に関する記事も執筆している。 |
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ホシケミカルズ広報S ヘルスケアアイテムのBtoC広報を経て、 販売時の切り口や訴求点とともに、理性(技術や理論)と感性( |
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ホシケミカルズ商品企画Y ホシケミカルズでは異色の化粧品メーカー研究部門出身という企画 化学の豊富な知識や知見に基づき、 |
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ホシケミカルズ販促M 販促担当としてメルマガや動画の撮影& 前職での複数のソーシャルメディア運営実績を活かし、 |
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