これまでの連載では、化粧品OEM企業を選ぶ際のポイントや、事前に確認しておきたい項目などをご紹介してきました。数ある化粧品OEM企業を比較検討する過程で、私たちホシケミカルズの存在を認識された方もいらっしゃるかと思います。本記事では、当社ならではの「4つの特長」を化粧品OEM業界の傾向と比較しながらご紹介します。
特長①スキンケアとメイクアップ両方の開発・製造が可能
ホシケミカルズのような中堅規模の化粧品OEM企業で、メイクアップとスキンケアそれぞれの「研究所(ラボ)」「専任研究員」「製造工場」を自前で抱えているのは比較的珍しい体制です。化粧品OEM企業にはそれぞれ得意不得意があり、スキンケア(基礎化粧品全般)やヘアケア(頭髪用化粧品)を製造できる企業と比べ、メイクアップが作れる企業は少ないのが現状です。
理由は様々ですが、メイクアップとスキンケアは同じ化粧品という括りではあるものの、研究領域、基礎知識、商品特性や市場環境のほか、製造設備なども異なっている点があります。
また、製造方法が特殊で工数が多いアイテムもあり、設備投資はもちろん、製造ノウハウ、量産化・安定供給のための技術力も必要となります。
まずはスキンケアから化粧品ビジネスを始め、将来的にメイクアップへも横展開を考えている企業様にとって、どちらも対応可能な開発環境はメリットになり得るかもしれません。


特長②「原料商社」機能を持つ化粧品OEM企業である
ホシケミカルズは原料商社として創業した歴史から、現在でもOEM事業と並行し化粧品原料を取り扱う「商社部門」があります。化粧品メーカー様等へ原料を販売するこの事業を通じて国内外の化粧品原料メーカー様とのパイプを持つことで、原料の最新情報を取り入れた処方開発ができる環境が整っています。また、独自ルートを活かし、国内総代理店として当社だけが扱う原料も拡販しています。
\ 国内総代理店取り扱い原料 /
日本初<表示名称>取得!カナダ・シネオバ社エッセンシャルオイル6種

特長③「容器製造」工場を持つ化粧品OEM企業である
現地企業との合弁でインドネシアに容器製造工場(PT. KEMAS INDAH MAJU)も有しています。原料メーカー、容器メーカーとそれぞれに特化した企業が多い業界において珍しい事業構成です。主にメイク品に特化したインドネシア製容器(※)のほか、国内外のルートから多種多様な容器情報を得ることで、お客様のご予算や納期といったご希望に応じた幅広い選択肢と可能性を提供しています。
※最小LOT数10,000個~

特長④商品開発期間を短縮できる「オリジナル開発品」が充実
ホシケミカルズでは、商品開発期間を短縮できる「オリジナル開発品」を多数ご用意しています。お客様に依頼されてイチから開発するだけはなく、以下の部署が連携・協力し、コンセプトから使用感・PR成分を含めた処方設計まで開発を済ませ、受注があればそのままでも商品化が可能なオリジナル商品企画を提供しています。
化粧品企画品のメリット
2016年より社内プロジェクト(HOP=HoshiChemicals ODM Project)を立ち上げました。
研究開発力、現代のトレンドや消費者ニーズを融合させた、そのままでも商品化できるレベルのハイクオリティな社内企画商品をご活用いただくことで、開発期間の短縮も可能です。
承認済み医薬部外品のメリット
医薬部外品をゼロから開発および製造するには短くて1年、一般的には2年は見ておく必要があり、時間もコストも発生します。当社では、あらかじめ厚生労働省で承認された医薬部外品をご用意しているため、申請期間分の時間短縮に貢献します。

まとめ
OEM/ODM事業を軸に、原料販売から容器製造まで手掛ける独自の事業マップにより、「メイクアップ・スキンケアの商品企画」「商社ならではの豊富な取扱原料」「自社工場製を含めた多様な化粧品容器」「充実したオリジナル開発品」というトータル提案を実現しています。
しっかりとしたモノづくりの柱があるからこそ、世界観や美意識、エモーショナルなど、“化粧品ならではの価値”も追求していけると考えています。手を出しやすい価格帯のアイテムだけでなく、多角的な事業展開をバックボーンに、お客様が納得できる、自信を持って販売していただけるような価格に見合った価値の魅力的な製品をこれからも提供して参ります。

次回は、「変わる化粧品OEM企業の役割」について解説していきます。
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