化粧品ODMプロジェクト
ホシケミカルズの化粧品OEM/ODM事業では、お客様のご要望に合わせてゼロから開発する共創型ODMのほか、そのまま商品化もできるレベルまで仕上げたパッケージ型OD
その中でも、化粧品アイテムを中心に開発を行う社内プロジェクトが「HOP」です。「HoshiChemicals ODM Project(ホシケミカルズODMプロジェクト)」の頭文字をとった名称で、2016年に発足しました。
ホシケミカルズが50年の歴史の中で培った研究開発力と、現代のトレンドやお客様ニーズを融合させ、累計開発22品※1にのぼるハイクオリティな化粧品ODMアイテムを生み出しています。
※1 終売しているアイテムを含みます。
化粧品ODM「HOP」アイテムの活用メリット
HOPでは、“企画部門” “研究部門” “営業部門”が部署横断的に協働し、薬事部門や製造部門とも情報交換しながらオリジナル開発品(
これにより、プロジェクト内でコンセプトの立案から処方設計、
市場での優位性や商品コンセプト・ストーリー付け、ポイントとなる美容成分のチョイス、場合によってはエビデンス取得も含めた上で開発をしているので、発売元となるブランドメーカー様側では、販売・販促に集中できる環境を整えることができます。また、異業種からの参入や化粧品に詳しくないブランドメーカー様でも、完成品がイメージしや
プロジェクトメンバーに聞く!「HOP」へのこだわり
「HOP」は企画提案から開発が始まるアイテムと、研究提案から開発が始まるアイテムの2パターンでプロジェクトが進行していくのが特長です。
そんなHOPのこだわりを、企画・
① 化粧品企画のこだわり
自分自身が本当に使いたいと思う製品づくり
まずはHOPプロジェクトでの企画の役割を教えてください。
トレンドやお客様のニーズ、ホシケミカルズの過去実績や研究技術をもとに開発したいアイテムを提案し、試作されたアイテムを自分自身が「本当に使いたい!」と思うレベルに仕上がるまでこだわりを持ちながらアイテムを完成させていきます。
トレンドの奥にある消費者ニーズを見出す
トレンドやお客様のニーズなど、日頃の化粧品に関する情報収集はどのように行っているのでしょうか?
SNSや通販サイトなどのインターネットでの情報収集はもちろん、定期的に店舗にも足を運んでいます。実店舗ではインターネットだけでは拾いきれないトレンドを見つけることができると感じています。
その他に、実際にお客様とやり取りを行う営業に同行したり、営業から雑談ベースでお客様が考える消費者ニーズをキャッチすることもあります。
ホシケミビューティNote for Business トレンド情報一覧
そのような過程で見つけたトレントやニーズはどのようにアイテムに落とし込んでいますか?
SNSでトレンドになっている商品や、ランキングによく掲載されているアイテムを見ると、実はニーズへのアンサーがその商材である必要はなかったりして、背景には多くの消費者が抱える「悩み」があることに気づきます。HOPではそういった悩みをニーズと捉え、アイテムの開発提案をすることが多いです。
例えば「毛穴訴求」の美容液がSNSで話題になっていたとします。そこで「毛穴を目立たなくしたい」という消費者ニーズを捉え、他のスキンケアアイテムだけでなく、メイクアップアイテムでも解決できないか、ということを考えていきます。
先ほどインターネットでも情報収集をするとお話ししましたが、最近はSNSだけでなく美容整形外科や美容皮膚科のサイトも必ず見るようにしています。人気の施術に着目すると多くの消費者が抱える肌悩みを発見することができるからです。ここから化粧品開発に落とし込んでいきます。
市場トレンドだけじゃない“ホシケミナイズ”を目指して
そこに“ホシケミならでは”の付加価値を加えていくのですね。
はい。HOPで開発するアイテムは“語れる化粧品”がコンセプトです。単に流行っているから、という理由で開発することはなく、トレンドやニーズとホシケミカルズが蓄積してきた処方技術や製造技術とマッチングさせて、“ホシケミの理論”を語れるものを優先してラインナップしていきます。
ここ数年で話題になった「成分押しコスメ」がHOPのラインナップにないのもそれが理由でしょうか?
「レチノール」や「ビタミンC」などの成分が話題ですが、そこだけを特長として訴求するのは難しいと感じています。あえて成分をひとつピックアップして勝負をするのではなく、ホシケミカルズの処方技術を駆使することで、「最終的にこのアイテムができました」となるのが理想の形です。訴求のネーミングひとつにもこだわりを持って、ホシケミカルズのオリジナル要素を出す「ホシケミナイズ」をするように心がけています。
\ 史上初!乳化型ビタミンC誘導体採用 /
良い化粧品づくりは自身の感性を磨くことから
ちなみに、月どれぐらいの化粧品を試しているのでしょうか?
化粧水だけで言うと、試作品含め4~5アイテムは試していると思います。なので、それ以外のアイテムまで広げると相当な数を使っていますね。
市場で話題のアイテムは購入して試すようにしていますし、某有名ランキングに掲載されているアイテムは全部使っているかもしれません(笑)より良い化粧品を作るためには自身の感性を磨くことも大切だと感じます。
② 化粧品研究のこだわり
スピード感のある製品提案を目指して
まずはHOPプロジェクトでの研究の役割を教えてください。
名前の通り、依頼された企画をもとにアイテムを実際に形にするのが研究の役割です。いかにスピード感をもって営業に提案アイテムを渡せるかということが勝負になるので、HOPのように事前にODMアイテムをストックしておくことが大切になってきます。安定性の確認や容器選定もしっかり期間を設けて行うので、そのまま商品として出しても問題ないレベルまで仕上げています。
開発は身近なアイデアからも始まる
研究提案から始まる開発アイテムはどのように選定しているのでしょうか?
また、他の部署からアイデアをもらうこともあります。例えば「時短」が話題になっているという情報をもらった時は、そのワードをもとに時短アイテムをいくつか開発しました。
それ以外だと、業界紙などの原料情報や原料会社さんからいただく原料資料からアイデアを得ることもあります。
3in1クレンジングトリートメント
アミノ酸リッチシャンプー
速乾トリートメント
ハイクオリティ時短アイテムです。子供を育てていると、とにかく1分でも早く自分のことを済ませたい毎日です。この3アイテムは時短アイテムにもかかわらず仕上がりの質が高く、今の自分にはぴったりのアイテムです。子育て以外にも、仕事や家事で忙しい方、ただの面倒くさがり屋さん(笑)など、時短かつクオリティの高い商品を求めている人は沢山いるのではと思っています。
オールシーズン365日、研究に熱を入れる
アイテムを開発する際に心がけていることはありますか?
自分が本当に使いたいと思うものを作るように心がけています。「アミノ酸ボリュームアップシャンプー」はまさにそうです。試作したものを長い間自分で使用し改良を重ねてからHOPプロジ
スキンケアからヘアケアまでほぼオールシーズン試作品を使ってい
香りを「かたち」にする開発も
Tさんは「香りのプロ」とお聞きしました。先ほどご紹介いただいたアイテム以外にも、こだわりのアイテムはありますか?
「リフレッシュアロマジェル(ボディ用)」です。アロマの力で足の疲労やむくみ改善が期待できるアイテムで、香り成分を生かした作用が即効的に実感※
アロマテラピーの創始者“ガテフォッセ”の知見を活かし調合された5種類の天然精油に、心と身体へ癒しを与えるラベンダー油を追加調合することで、リフレッシュ効果をさらに高めたオリジナルブレンドアロマを配合しています。また見た目もシャーベットのような外観で冷感成分(メントール・カンフル・乳酸メンチル)とマッチした感触を演出しました。
※2 マッサージ効果による
コロナ禍を経て香りのニーズも増えたように感じます。香りのアイテム含め、今後挑戦したいアイテムはありますか?
ホシケミカルズが国内総代理店となっているカナダ・シネオバ社のエッセンシャルオイルを配合したアイテムですね。個人的には水ベースの香水も開発していきたいです。
お客様の時間とコスト削減のために
ちなみに、1カ月にどれぐらいのアイテムを作っているのでしょうか?
個々の担当案件や月によって変わりますが、新規案件や改良依頼合わせて数十件作っています。チームとして協力して動くことが多いですが、事前にHOPのようにいくつかアイテムを用意しておくことで、お客様にも時間とコストを削減したアイテム提案ができると考えています。
HOPプロジェクトメンバーおすすめ! ピックアップアイテム
オイルと水のイイトコどり!極リッチ化粧水 セラムローション
HOP初期のアイテムということで特に思い入れがあるアイテムです。
先日リニューアルで久しぶりにモニターした際、濃厚ながらなめらかに馴染むリッチなテクスチャーや、ふっくらもっちり仕上がる保湿感が素晴らしく、これは良いアイテムだと再認識しました。市場でも引き続きコクのある化粧水は支持が高く、随分前に完成したアイテムながら古さはありません。お好みの添加剤を加えるだけで、高級感のある化粧液(化粧水+美容液)がすぐに完成します。
暑い日や寒い日、乾燥する日や湿度が高い日など、どんな時でも使い心地が良く、コロコロ変わる肌の調子に寄り添ってくれるようなアイテムです。
ローションだけと聞くと乾燥しそうと思われがちですが、オイルも配合されており、化粧水より保湿感が強く、ミルクやクリームを使うよりさらっと肌に吸い込まれる感覚があります。特に男性にとってスキンケアはめんどくさいの一言につき、変わらない1本が欲しいと感じる人も多いと思うので、男性のスキンケアアイテムの1つとして、もちろん女性の肌にも水分補給する感覚で保湿感とハリ感を演出してくれるのでおすすめです。
うるおいのヴェールで素肌を包む 濃密保湿クリーム
冬の乾燥で皮ムケが顔に出てしまったときに、夜のスキンケアに追加したら翌朝には目視できなくなったことがあるくらい保水力が非常に高く感動しました。他社品でもなかなか同じようなものには出会えていないので、冬にサンプルをもらえた時はとても重宝しています。
天然由来成分100%で驚きの軽さと指通り ボタニカルヘアオイル
朝はボリューム感が出ず、ワックスでのセットが難しくなるのが悩みでした。そんな悩みを解消してくれたのが、100%天然由来の成分で構成されたボタニカルヘアオイルです。使用した翌朝は寝ぐせがつきにくく、ヒートリペア成分“γ‐ドコサラクトン”や毛髪保護成分“18MEA”が配合されているので、ドライヤーの熱も気にせず使用できます。髪でお悩みの方、べたつきを嫌がる男性には特におすすめの商品です。
<特許技術採用>乾燥頭皮におすすめお湯シャンプーサポートアイテム スカルプフォーム
週に数回シャンプーを「スカルプフォーム+頭皮もみ洗い」に置き換えてみたら、乾燥時期の頭皮の皮ムケが起こりにくくなり、保湿ローションもほとんど使わなくなりました。また、乾燥する季節も”夏と同じ量と頻度で”頭皮をシャンプーで洗っていたことが頭皮乾燥の一因だったということに身をもって気づくことができました。今では季節によってシャンプーの使用量や頭皮までつけすぎないなど、自分で健やかな頭皮を維持できるようになったので、ぜひ多くの方にこの新習慣を試していただきたい…!さらに、「もみ洗い」はマッサージ効果による血流改善作用により、毎日の洗髪時に実践することでコリ解消や育毛まで期待できるので、普段のシャンプー使用時にもとってもおすすめです。このように、弊社特許技術を活用した化粧水生まれの“もみ洗い用”頭皮洗浄アイテムは良いところがたくさんあるのですが、“新習慣”と“泡立つわけではない”という、一般的にはなじみのない点が多いため、なかなか良さが伝えきれていないというのが課題です…
まとめ
ホシケミカルズでは、このように各部署がこだわりをもってそのままでも商品化できるレベルのハイクオリティな化粧品ODMアイテムを開発しています。当社のHOP開発品活用することで、開発期間の短縮につなげることも可能です。
コンセプトから使用感まで、自信をもっておすすめできるHOPアイテムを是非お試しください!
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