【新着】トレンド情報 | 人気の新興ブランドでみる市場で“売れる化粧品”考察

「サロン・カウンセリング系コスメ」動向と商品開発ポイント

トレンド情報

サロン・カウンセリング系コスメとは

今回は、大手メーカーのいわゆる制度品ではなく、エステサロンのようにお客様と直接コミュニケーションをとって販売している化粧品に着目しました。

ホームユース用自社ブランドを持つサロン事業者の方は多くいらっしゃいますが、同業界はコロナ禍の影響を受けつつも、熱量が高く離れにくいファン(固定客)が多い印象です。

不特定多数が購入できる店舗やECなどとは異なるサロン・カウンセリング系コスメの商品開発に求められる要素を市場動向から考察していきます。

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制度品とは、メーカー系列の販売会社、メーカーの支店・営業所あるいは特定の卸を代理店として、チェーン契約のある小売店で販売される化粧品を示す慣用的表現です。

 

サロン・カウンセリング系コスメの商品開発ポイント

ポイント1 「語れるストーリー・美容理論」

サロンのホームケア化粧品には、カウンセリングなどで惹きつける理論・ストーリー性が一般流通の商品以上に求められます。実際の広告には薬機法上使えませんが、開発ストーリーとして「細胞」「DNA」などの研究力を連想させるワードが好まれる傾向が見受けられ、「日本初〇〇」「〇〇受賞成分」などのキャッチーで目を引くワードを合法的に使って魅力を打ち出しているブランドもありました。

 

ポイント2 「原料へのこだわり」

業界内のトレンド成分としては幹細胞系がよく見られますが、独自路線を追求した結果、資金力のある会社は原料メーカーと独自原料を共同開発しているところもあり、“他社との差別化を原料開発の段階から図る”という強いこだわりを感じました。

このようなオリジナル原料の開発とはいかないまでも、原料の段階からこだわった商品企画は、語れるストーリーにつながる大切なポイントと言えるのではないでしょうか。

 

ポイント3 「体感重視の処方設計」

「原料へのこだわり」とも通じるところですが、根強いファンがいるサロン・カウンセリング系コスメは商品の実力も高い印象があります。実際価格が多少高くなったとしても、しっかりと納得のいく体感・使用感を求めるような開発をされているメーカーも多いようです。低価格ブランドからすると驚く価格の商品もあるかもしれませんが、販売価格が高いものが多い理由はこういう背景も一因にあるのかもしれません。(その他、カウンセリングや施術などのプラスαの付加価値も含まれているとも考えられます)

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(ページ後半にエビデンス画像あり)

 

ポイント4「対面販売の強みを生かす」

使用感が独特だったり、使用方法が複雑だったとしても、きちんと説明ができる対面販売なら逆にそれらを強みに転換できるのでおすすめです。オープンマーケットではできないところに独自性が生まれ、カウンセリングと合わせることで唯一無二のブランドになることができるかもしれません。

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まとめ

サロン市場全体としては「美顔」「痩身」「ボディ」「脱毛」といった既存の施術にくわえ、新たに「フェムケア」「メンズエステ」などの施術に盛り上がりの兆しが出てきています。

メンズエステは、これまでの主力であった経済力のある中高年男性から20代~30代の若い層が関心をもち、実際にサロンに通う動きがみられるということで、コロナ禍後の流れとして今後定着していくのか、引き続き着目していきたいと思います。

また、最近よく聞くようになった「フェムケア」ですが、「興味はあるがはずかしい」「どういう商品かわからない」「どのように使ってよいのかわからない」など疑問や戸惑いから一歩踏み出せない、という声を多く聞きます。そのような方に向けて、エステサロンという業態だからできることがあるのではないかと個人的に考えています。

自分の抱えている悩みに対し、マンツーマンで丁寧にカウンセリングし、施術だけでなくホームケア商品を含めたアフターフォローについてしっかりとアドバイスしてくれるようなサロン(またはカウンセリングブランド)があれば、お客様も安心して通えるのではないでしょうか。

今後また、“悩める方に寄り添う”というサロン本来の存在意義が見直されてくるのではないかと期待しています。

 

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ホシケミカルズの「広報」「商品企画」「販促」を担当する3名は日々、ビューティ業界の動向や、注目のトレンドをリサーチするためSNSを含めた様々なメディアをパトロールしています。
そこでキャッチした話題やホットなテーマについて、外部のコスメティックプランナー恩田雅世さんと定期的にトーク&ディスカッションする時間を設けています。“OEM企業ならではの視点”で深掘りしたり、ブームの背景を探り商品やトレンドを分析、さらには、少し先の未来を予測してみたり…!4名の座談会を元に記事化しています。

登場人物プロフィール

販促M
恩田雅世 ホシケミカルズ広報S ホシケミカルズ商品企画Y ホシケミカルズ販促M
コスメティックプランナー。数社の化粧品メーカーで化粧品の企画・開発に携わり独立。現在、フリーランスとして「ベルサイユのばらコスメ」開発プロジェクトの他、様々な化粧品の企画プロデュースに携わっている。コスメと女性心理に関する記事も執筆している。
https://onda-media.com/
ヘルスケアアイテムのBtoC広報を経て、ホシケミカルズでもPRを担当。
販売時の切り口や訴求点とともに、理性(技術や理論)と感性(わくわく感)を織り交ぜた情報発信を心掛けている。
ホシケミカルズでは異色の化粧品メーカー研究部門出身という企画担当。
化学の豊富な知識や知見に基づき、成分特徴と技術を結集させた理論派コスメ企画を得意とする。
販促担当としてメルマガや動画の撮影&編集までマルチにこなすZ世代。
前職での複数のソーシャルメディア運営実績を活かし、多角的な情報収集と発信を行う。
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